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zoom RSS 3つの環…”循環”について〜「伊勢神宮」と「銀河鉄道の夜」〜          

<<   作成日時 : 2012/01/14 19:25   >>

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いよいよ2012年が始まりました♪みなさま今年も宜しくお願い致します。 さて、この年末年始に、個人的に気にかかった言葉は「循環」です。2012年の念頭にあたり、いろいろ考えてみました。
画像
At morning, 1st.Jan 2012

@ 生活の環


今年頂きましたお年賀状には、「平穏な一年になりますように」というお言葉が多かったです。
本当に、心からそう願います。

中でも被災地のお友達からのメッセージには、重みを感じました。

「震災・原発事故に負けずに、
この福島県で明るく元気に生きていきます!(いわき市)」

「一か月の断水&ガスSTOPは大変でしたが、
元気でいることで幸せを感じました。(宮城県黒川郡)」

(勝手に引用させて頂きごめんなさい…)

逆にこちらの方が元気づけられました。

本当に、
「平穏・無事に、何気ない生活を営むこと」の有難さが身にしみます。


最近読んだ本に、伊勢神宮についてのお話がありました。

   (以下抜粋)

   神宮の年1500回以上の祭事の中心の目的は、
   「神様にお食事をお供えすること」です。

   神職の方々は前日の夕方、当日朝の5時から準備に入り、
   毎朝夕ただひたすら神様にお食事をお供えし、
   それとともに国民の平和をお祈りしているのです。
 
   特に年間の最重要の祭事である「神嘗祭」で
   お供えされる食物はすべて自給自足で、
   一年を通して準備されます。

   天照大神より賜った稲穂を無事に稔らせ、
   今年も無事に実らせました、と感謝を捧げるのです。

   全国の神社の最高峰といえど、ただひたすら稲穂を育て、
   お米や野菜や魚を収穫し、…(中略)…
   その恵みを与えて下った神様に感謝して奉納し、
   永年の国民の幸せを祈る。
   
   太古の昔からしていたこと、もともとあったものを
   ただ淡々と繰り返してきただけなのです。
 
あなたも宇宙とつながっている――今、伊勢神宮に魅かれる理由 
浅見帆帆子さん著より(亜紀書房)

これを読んで、以前有機農場を見学した時に、農家の方々が、
「自然から頂くものを収穫し、その恵みに感謝する。」といったことを
おっしゃていたのを思い出しました。

そのために農家の方々も、日々、地道な努力をなさっていました。

 (有機栽培農場見学こちら

また、「清らかで清浄であること」が神道の中心であり、
    (歯を磨き、顔を洗い、夜には入浴することも含め)
     常に祓い、身を清め、そうして毎日の生活を営んでいくことが
     大切である。」ともありました。(同本より)

思えば日々、家族のために食事を作り、家を掃除して整え、
自分の身支度をする・・・。
そんな毎日の変わらない繰り返しが、
時々どうにも嫌になってしまうことも正直あります。

でも、こうした何気ない日常を、一生懸命やること、
その積み重ねにこそ、大切な意味があるのかもしれない・・・
と考えると、なんだか「頑張らなきゃ!」
・・・とやる気が出てきました。

特にこの本で印象に残った言葉をご紹介します。

   当たり前を繰り返すのは、同じことを繰り返せる喜びです。
   日々、大事(おおごと)がなく、なにもないこと(=無事)が
   一番すごいと思う感謝の心です。
   
   「無理と無駄がない、それが”自然”ということです。
    自然なものだけが、循環し、長続きするのです。」
    〜神宮参事の河合真如氏の言葉より〜

思えば自分が過ごした昨年一年を振り返ってみると、
震災の後、バタバタとすったもんだして、
「無理」して「無駄」なことにいかに労力をかけていたか・・・。

この言葉に、はっとさせられました。

今年はもう少し心に余裕を持って、
一日に一日を丁寧に過ごしていけたら、と思います。

そして、一日の朝昼晩また一年の春夏秋冬といった、
「生活の環」の中にきちんと身を置いて、

その環の全体の流れに違わず”自然に”生きていけるような
生き方ができたらいいな、と思います。


A 生命(いのち)の環


もう一つ「循環」について考えさせられたこと。

年末のNHK「100分で名著」(HPはこちら)で、
私の大好きな「銀河鉄道の夜」の特集をしていました。

残念ながら、一回分しか見ることができませんでしたが、
その回のテーマが、「みんなつながっている」でした。

「赤く燃えるさそりの火」の逸話が出てきます。

  「イタチに食べられようとして僕は必死に逃げて、
  井戸に落ちて死んでしまった。
  どうして僕は、この身体をイタチにくれてやらなかったのか。
  そうすればイタチも一日生き述べられたのに。」

私はこの話は、自分を犠牲にして人のために尽くすべきだったのに、
というような意味と思っていました。

けれど番組中、次のように解説されていました。
 
  「賢治は世の中の森羅万象はすべて繋がっていると考えていた。
  だから、あなたはわたしであり、
  わたしはあなたである…という考えを持っていた。
  さそりがイタチに食べられたなら、
  その生命の環の中で生き続けることができたのに、
  という思いだったのでは。」

賢治があの時代にあって既に、
「地球の(…そしておそらくは宇宙の…)生命の環」について
思いを馳せていたと知り驚きました。

そこにはただ「自分を犠牲にする」ということでなく、
「全体の中で生きる。全体の中で自分を生かす。」という
もっと大きな意味合いが込められていたのだなぁ、
と思いました。

また、「銀河鉄道の夜」は、妹の死の悲しみから、
それに向き合うことで生み出された作品であるとのことでした。

これは私感ですが、

「個体の死は、全体の中では決して喪失ではない。
めぐりめぐって誰かの役に立つことで、
その生命ーいのちーは永遠に生かされてゆくのだ。」

と考えることで、妹の死を乗り越えようとしたのではないか、
と思いました。

そう考えると、
さきほどの神宮参事のお言葉がまた思い出されてきます。

「無理と無駄がない、それが”自然”ということです。
自然なものだけが、循環し、長続きするのです。」

生と死も、大きな「生命の環」の中でとらえてみると、

あらためて「自然なこと、自然の一部」だという気がします。

そこには「無理」も「無駄」もなく、循環し、続いていくもの・・・。

それが「いのち」本来の姿であるなら、

まだまだ自分はさそりのような心境にはなれないけれど、

せめてできるだけ自然に即した食べ物を食べ、

出来る限り環境に負荷をかけない生き方をしていけたら、と思います。


B 時の「環」


ここでもう一度、浅見さんの本に戻って、
「伊勢神宮の式年遷宮」について。

  伊勢神宮では20年に一度、ヒノキの社殿を新しく建て替え、
  神様がお引越しする式年遷宮が行われます。

  一時の栄を追い求め、永遠をめざして頑丈に作られた
  石造りの西洋の宮殿も、原型を留めているものはありません。

  しかしながら木造の神宮は、むしろ当時そのままの形で
  「常若(とこわか)」に受け継がれているのです。
 
  それは、神宮内の森に、
  植林計画を含めた自給自足のシステムを作り上げ、
  「自然と共生」した結果です。

そして、

  「一日一日の、”当たり前”の繰り返しが、

  結果的に”永遠”へと続いていくのでは」

と述べられています。


この文章から、こんなことを感じました。

一本一本の木々が育ち、それが森になって、

その命が終わっても、それは神宮のお社(やしろ)に変わって、

人々の平和を願う場所になっている。

その一本一本の木が育つ、無理も無駄もない自然のサイクル・・・。

米粒、野菜、魚などが育っていく自然のサイクル・・・。

そしてそれを毎日頂いて、生きていく、私たちの「いのち」。

その営みが、絶えることなく、コツコツと、

一歩一歩の歩みに支えられてゆくならば、

そうした一日一日が、やがては
宇宙の?--永遠の--営みにつながてゆくのかなぁ、と思いました。


さて、最近テレビやネットで、
今年2012年は、マヤ歴の最終年にあたる、と騒がれています。

「マヤの長期暦は2012年の冬至付近(12月21日〜23日)で
終わるとされ、その日を終末論と絡めた形で・・・」
(Wikipediaより抜粋。2012.01.15)

しかし年末のテレビ番組(11月3日NHKワンダー×ワンダー)で、
実際にマヤの末裔だと言われる方々に
インタビューする場面がありました。

そこで人々が、
「マヤ歴は永遠に終わらない。最初に戻るだけ。
その瞬間に立ち会えて、こんな幸せなことはない。」
と答えている姿が印象的でした。

「…(中略)…さらにマヤの暦は現サイクルが終了しても
新しいサイクルに入るだけで永遠に終わらないという見方もあり、
多くのマヤ文明の研究家たちも終末説を否定している。」
(Wikipediaより抜粋2012.01.15)

TVではマヤの神殿が、春分時階段に蛇の影を写し出したり、
ある日ある時間王が神殿の上に立つと、太陽が王の真後ろに来て、
「太陽王」として王のチカラを示す演出がなされたりなど、
古代とは思えない優れた天文学的知識を紹介していました。

自然のサイクルをよく観察して、建造物を建てたり、
農業を営んだりする上で、暦は欠かせないものだったのでしょう。

そしてその暦を作る上で、一年の春夏秋冬だけでなく、数千年単位の
ものすごくものすごく長い長いサイクルというものを想定して、
くるくると循環して、また最初に戻る、ということを考えていたのだなぁ、
と思いました。

そのスパイラル上状のある一点は、最初の一点(原点)に戻る、
…でもそれは何か、レベルアップされた世界になるのでしょうか?


先の本の著者の浅見さんは、次のように言っています。

  外側が(高度な科学文明のように)変わっていくのに、
  その内側が変わらないでいること
  (=太古の神様たちの精神に近づくこと)こそ、
  「進化=レベルアップ」なのです。


始まったばかりの2012年。

あらためまして、

”自然のサイクル(循環)”を大切にされる太古の神様たちの精神に習うべく、

「平穏な一日一日の繰り返しを愛おしんで」生きていける

そんな一年であれば、と思います。

みなさま良い一年をお過ごしください。



















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